nexoは大手レンディングプラットフォーム
nexoは2017年にAntoni Trenchev氏らによって設立された暗号資産レンディングプラットフォーム(保有する暗号資産を預けて運用してもらうことで利回りを得られるクラウドサービス)です。
Antoni Trenchev氏はブルガリアの国会議員の経歴のある人物です。
nexoの親会社であるCredissimoは、2007年にブルガリアで設立され、ヨーロッパを中心とした主に個人向けにローンを提供しています。
nexoは過去にForbes Business Awards 2017を受賞しており、客観的に評価されていることが分かります。
Forbes has awarded the team behind Nexo with 2 Forbes Business Awards in the categories “Financial Sector Innovation” and “Quality of Services”. This comes in as strong support for Nexo – The World's First Instant Crypto Overdrafts https://t.co/EB8IwSUHS0 pic.twitter.com/VwOCvhV7HA
— Nexo (@Nexo) February 5, 2018
現在は250万ユーザーから資産を預かり、130億ドル以上の資産を運用しています。
nexoの運用資産は130億ドルで250万ユーザー(出典:公式サイト)
顧客の資産を預かって運用するサービスのため、セキュリティには力を入れており、顧客の安心感に繋がっています。
例えば、ハッキング等の被害に備えて、3億7,500万ドルの保険をかけており、顧客資産を保護しています。保険の金額は10億ドルまで上げる予定です。
nexoの保険金額は3億7,500万ドル(出典:公式サイト)
nexoにビットコイン等の暗号資産を預けることで、nexoがそれを運用し、年利4%以上(ステーブルコインなら8%以上)の報酬を得ることが可能です。
なお、入出金が可能で年利が発生する暗号資産は2022/1/27時点では21銘柄あります。
nexoの最大利回り(出典:公式サイト)
報酬は日々発生し、それらは自動的に複利運用されます。
「ユーザーはnexoに入金するだけ」というシンプルな基本設計のため、初心者にも扱いやすいです。
nexoを利用すれば、暗号資産の価格が上がるまでガチホしつつ、年利を稼ぐことが可能です。
「取引所やウォレットに眠らせておくにはもったいないよね。有効活用しようよ!」といのがnexoの言い分です。
nexoで暗号資産を有効活用(出典:公式サイト)
出金もスワップ(暗号資産同士の交換)もペナルティなく自由に行えます。
nexoの特長
高いセキュリティ
3億7,500万ドルの保険ポートフォリオ
nexoは有名なカストディアンであるBitGo、Ledger Vault、bakktと提携しています。
ハッキングによる盗難や秘密鍵の紛失に備えて、BitGoらによって3億7,500万ドルの保険がNexo内の暗号資産に適用されています。
BitGoは1億ドル、Ledger Vaultは1億5,000万ドル、bakktは明記されていないものの総額から考えると1億2,500万ドルの保険にそれぞれ加入しています(保険の提供はイギリスのロイズ・オブ・ロンドン)。
つまり、nexoは保険のポートフォリオを組んでいるわけです。
事業規模拡大に伴い、この保険ポートフォリオを10億ドルに引き上げる予定です。
カストディアンによる厳重管理
顧客資産(秘密鍵)は上記カストディアンに委託されており、それらは厳重に管理され、安全性が保たれています。
具体的には、コールドストレージ内の個別に割り当てられたマルチ署名ウォレットに保管されたり、軍用グレードのクラスIII保管庫に保管されたりしています。
BitGoは暗号通貨セキュリティ標準レベル3およびSOC2にも準拠しています。
リアルタイムリザーブ監査
nexoは透明性を高めるために、米国会計・ビジネスコンサルティング会社であるArmaninoと提携して、準備金のリアルタイムの証明を提供しています。
Armanino監査ページでは、業界標準の証明書レポートと毎日更新されるnexoの総資産および負債のスナップショットを確認できます。
以下の画像は2022/1/27のものですが、nexoは88億ドルの資産をユーザーから預かり、100%以上の担保を有していることが分かります。
毎日更新されるArmanino監査ページ(出典:Armanino公式サイト)
ISO/IEC 27001:2013 認証取得
nexoは情報セキュリティの管理方法に関する国際規格であるISO/IEC 27001:2013認証を取得しています。
この認証取得によって、nexoの組織は情報セキュリティ管理システム(ISMS)の要件にもとづいて適切に運営されて、情報セキュリティが守られていることが証明されます。
過剰担保の確保
nexoはユーザーから資産を預かってそれを第三者に貸し出すことで利益を得ています。
借り手は、借りたい金額の2倍以上の暗号資産をnexoに預けなければなりません(100ドル借りたいなら200ドル分の暗号資産を預ける)。
これを過剰担保と呼びます。
借り手が万が一借りたお金を返さなかった場合、預かった暗号資産を売却して貸したお金を回収します。
過剰担保によって資産の安全性が保たれています。
アドレス帳の登録とホワイトリストの設定
nexoプラットフォームでは出金先のアドレス帳を登録することが可能です。
事前にアドレスを登録しておくことで、出金時の入力ミスを防ぐことが可能です。急いでいたり焦っていたりする時は特に重宝します。
また、アドレス帳に対してホワイトリストを設定することも可能です。
ホワイトリストを有効にすることで、アドレス帳以外のアドレスには出金できなくなります。
万が一アカウントが乗っ取られてしまっても、犯人のアドレスに送金させることを防ぐことができて、安全性が高まります。
そもそも、出金時には確認メールが登録メールアドレスに送られてきて、それを承認しないと出金されません。
ホワイトリストを設定せずとも一定の安全性は確保されていますが、より強固になるという理解が適切でしょう。
24時間年中無休のサポート
チャットまたは電子メールでいつでもカスタマーサポートに相談できます。
金融サービスですので、何か困った時に気軽に相談できる窓口があるのはとても安心です。
セキュリティの詳細はnexoセキュリティページをご覧ください。
報酬は日々受け取れる
年利4%と言われると報酬は年一回と思われるかもしれませんが、そうではありません。
報酬は日々発生し、毎日受け取れます。
下記の画像の例では、イーサリアムとリップルの報酬が1/24、1/25、1/26と毎日発生していることが分かります。
金利は毎日発生し、受け取れる(出典:nexoプラットフォーム)
後述するロイヤルティレベルを上げることで年利のパーセンテージを増やすことが可能です。
即時出金で、最低でも月1回は出金無料
nexoは100%自動化されたプラットフォームと謡われているだけあって、入出金は即時行われます。
特に出金処理が申請後すぐに実施される点は注目に値します。
他の競合サービスでは、申請後~着金まで3営業日はかかります。暗号資産の変動幅は大きいため、このタイムラグのために売り時を逃すことがあります。
売る目的ではないにしても、すぐさま出金できる方が何かと都合がよいでしょう。
また、出金手数料は最低でも月1回までは無料です。
後述するロイヤルティレベルを上げることで無料の回数を増やすことが可能です。
nexo内でスワップ可能
nexoでは、出金せずともプラットフォーム内で暗号資産同士を交換(スワップ)できます。
nexo内で資産運用しながら手軽に交換できるのが嬉しいポイントです。
当然、交換した暗号資産はそのまま運用されて報酬が発生します。
nexoのスワップ画面(出典:nexoプラットフォーム)
後述するロイヤルティレベルを上げることでスワップ時にキャッシュバック(最大0.5%)を受けられます。
選べる運用スタイル
預けた資産は当面ガチホするつもりということであれば、レンディング期間を1ヶ月固定にすることで、利回りを+1%増加できます。
レンディング期間を1ヶ月固定にすることで、年利4%が年利5%に上がるということです。
固定にしている間は資産はロック状態となり、出金もスワップもできなくなりますので、運用計画を立てて上手に活用しましょう。
独自トークンによるロイヤルティレベル(ランク制度)
nexoには独自トークン「NEXO」があります。
NEXOトークンの保有量に応じて4つのロイヤルティレベル(ベース、シルバー、ゴールド、プラチナ)に分けられ、様々な特典を得られます。
nexoの4つのロイヤルティレベル(出典:nexoプラットフォーム)
- ベース:ポートフォリオ内のNEXOトークン比率1%未満
- シルバー:ポートフォリオ内のNEXOトークン比率1%以上~5%未満
- ゴールド:ポートフォリオ内のNEXOトークン比率5%以上~10%未満
- プラチナ:ポートフォリオ内のNEXOトークン比率10%以上
ロイヤルティレベル特典1:金利アップ
ビットコインやイーサリアム等の場合、ベースの年利は4%ですが、プラチナになると5%になります。
ステーブルコインの場合、ベースの年利は8%ですが、プラチナになると10%になります。
さらに受け取る報酬を預けている資産ではなくNEXOトークンに変更すると最大(プラチナ)で+2%となります。
つまり、ステーブルコインなら、ロイヤルティレベルを上げることで8% → 12%と最大+4%の恩恵を受けられるということです。
nexoのロイヤルティレベル特典1:金利アップ(出典:nexoプラットフォーム)
ロイヤルティレベル特典2:無料出金回数アップ
ベースでも月1回(毎月1日~末日)は出金手数料が無料です。
プラチナになれば、その回数が5回にまで増加します。
ビットコインやイーサリアムは出金手数料(正確にはトランザクション手数料)が高いので、この特典が特に効果を発揮します。
nexoのロイヤルティレベル特典2:無料出金回数アップ(出典:nexoプラットフォーム)
ロイヤルティレベル特典3:スワップ時のキャッシュバック
スワップ時には概ね1%程度のスプレッドコスト(市場価格より1%不利な価格で取引)が発生します。
プラチナを獲得することで、0.5%がキャッシュバックされます。
スワップを頻繁に行う場合は、重視すべき特典です。
nexoのロイヤルティレベル特典3:キャッシュバック(出典:nexoプラットフォーム)
ロイヤルティレベル特典4:借入金利ダウン
nexoはレンディング(貸出)サービスです。
これまで貸し出す側(報酬を受け取る側)の視点で説明してきましたが、nexoで資産を借りることも可能です。
ロイヤルティレベルを上げることで、その際の借入金利(支払う利息)を減らせます。
nexoのロイヤルティレベル特典4:借入金利ダウン(出典:nexoプラットフォーム)
日本語対応
nexoは日本語対応しているため、多くの部分は日本語で表示されます。
仮に英語のみだとしてもプラットフォームはシンプルな作りなので、理解に困ることはあまりないでしょう。
nexoのリスク
nexoの破綻リスク
nexoが第三者に資金を貸し出すにあたっては、過剰担保を確保していることは既に述べた通りです。
しかし、その担保である暗号資産の価格が短時間で50%以上急落した場合、担保資産の売却が間に合わずに損失を出してしまう可能性があります。
こうした問題をきっかけにnexoが破綻してしまう可能性が0とは言えません。
日本の銀行はペイオフにより1,000万円までの預金は保護されますが、nexoの場合は破綻しても保険金額までしか保護されません。
また、海外企業であり日本の法律の管轄外なので、その保険金額がきちんと顧客に分配されるかは不透明です。
信用の上に成り立っているサービスだと考えるべきでしょう。
カストディアンによる資産紛失リスク
BitGoは有名なカストディアンではありますが、今後も絶対に資産を保護できる保証はありません。
なぜなら、2021/6に大手カストディアンであるFireblocksがイーサリアム2.0のステーキングプラットフォームであるStakeHoundから委託されたイーサリアムの秘密鍵を紛失して告訴される事件が起きているからです。秘密鍵を無くせば顧客資産に誰もアクセスできなくなるため、資産を紛失したことと同義となります。その額なんと38,178ETH(約80億円)。
詳細はCoinPostの記事をご覧ください。
自分の資産を第三者に預けること自体がリスクのある行為であることを証明した事件となりました。
大手であろうと有名であろうと、その資産を扱っているのは人間であり、人間は間違う生き物です。
どれだけ信用できる企業であっても、「絶対に安全」は存在しないということを理解する必要があります。
nexoのアカウント登録から入出金まで
nexoでのレンディング運用は非常に簡単で、基本的にはアカウントを登録したら入金するだけでOKです。
とはいえ、セキュリティ設定等は実施しておくべきなので、ここでは最低限抑えておきたい内容を記載いたします。
アカウント登録
まずはアカウント登録ページにアクセスします。
リンク先にアクセスすると、以下のような画面が表示されますので、「Get $25 in Bitcoin」あるいは「Create Account」といった名前のボタンをクリックします。
※以下の画像はボーナスキャンペーン時のものです。実際とは異なる可能性があります。
新規アカウント画面が表示されます。メールアドレス(ログインIDになります)、パスワードを入力し、チェックを入れたら「サインアップ」をクリックします。
もし当画面が英語表記ならば、一番下にある「言語」をクリックして日本語を選べます。
パズルのピースを合わせるように、右にスライドします。
以下の画面が表示されて、同時にnoreply@nexo.ioから入力したメールアドレスにメールが送られてきますので、普段お使いのメーラーを開きます。
1分以内にメール内の「Verify Email」リンクをクリックしましょう。
もし、タイムアウトしてしまったら、先ほどの画面に「確認メールを再送信」と出てきますので、そちらをクリックして再送信しましょう。
1分以内にリンクをクリックできれば、アカウント登録は完了です。
「Continue to your Nexo Account」をクリックして、nexoにログインしましょう。
日本語化とセキュリティ設定
もし画面が英語で表示されている場合は、ログイン後の画面の右上にある人型アイコンをクリックして、上から3番目の言語を「日本語(JA)」に変更しましょう。
その後、上から2番目にある「セキュリティ」をクリックします。
「2FA Settings →」をクリックして、Google認証システムを導入します。
入出金やアドレス帳の登録にあたって、2FAの設定が必須となりますので、2FAを必ず設定しましょう。
「有効」をクリックします。
Google認証システムのスマホアプリのバーコードスキャン機能を使って、2次元バーコードを読み取ります。
そうすると、nexoの項目が追加されますので、そこに記載の6桁の番号を入力して、「コードの確認」をクリックします。
以下の画面が表示されるので、「OK」をクリックします。
元の画面に戻ります。緑の縦アイコンが表示されていれば2FAの設定は完了です。
続いて、出金先のアドレスをアドレス帳に登録します。アドレス帳を作っておくことで、出金時に入力ミスを減らすことが可能になります。
「Address Book →」をクリックします。
「New Address +」をクリックします。
暗号資産の種類(Asset)、ラベル(Label)、出金先アドレス(Wallet Address)、出金先(Address Origin)を入力して、「Save Address」をクリックします。
ラベルは出金先を自分で識別できる名前であれば何でも構いません。
Address Originは出金先が取引所であればExchange、ウォレットであればWalletを選択して、下の選択肢から選びましょう。もし、該当するものがない場合はOtherを選び、分かりやすい名前を入力すればOKです。
これで入力した出力先アドレス情報がアドレス帳に登録されます。同じ要領でいくつでもアドレスを登録できます。
セキュリティをより高めたいなら、アドレス帳に対してホワイトリストを設定することが可能です。
ホワイトリストとは、アドレス帳に登録されているアドレス以外には出金できなくなる機能のことです。アカウントがハッキングされて、ハッカーのアドレスに送金されてしまうことを防ぐことが可能になります。
ホワイトリストを設定したい場合は、「Whitelisting」の横にあるスイッチをクリックします。
ホワイトリスト設定後、アドレスの追加や変更等を行った際に、その設定変更が有効化されるまでにかかる時間を選択して、「Enable Whitelisting」をクリックします。
この時間をあまり長くしてしまうと、追加したいアドレスが反映されるまでに待ち続ける羽目になり、希望の出金先に出金したくてもできないという問題が発生しますので、長くても72hまでに留めた方が無難と考えられます。
「Whitelisting」の横のスイッチがON(黄色) Turning Onになります。ingが付いていますので進行形です。つまり、「Onにしている最中」という意味になります。
では、いつになったら完全に有効になるのかと言えば、その隣の4時間タイマーが0になった時です。
ホワイトリストをONに切り替えてから4時間以内はアドレス帳を自由に設定できるようになっています。Offに戻すことも可能です。この間にホワイトリストに登録したいアドレスを設定してねという猶予期間だとお考えください。
4時間経過後は、アドレス帳に手を加えようとするたびに、設定が反映されるまで24時間(設定次第)待たなければなりません。これはホワイトリストを無効化する場合も同様です。
以下の図は4時間経過後に、ホワイトリストを無効化しようとしたり、新しいアドレスを追加しようとしたりしているところです。
それぞれにカウントダウンタイマーが表示されている様子が分かります。
これでセキュリティ設定は完了です。
ホワイトリストはセキュリティを高めてくれますが、使い勝手を犠牲にするトレードオフの機能ですので、しっかり検討した上でご利用願います。
本人確認(KYC)
紹介ボーナスを受け取るためには、本人確認を完了させる必要があります。
本人確認は基本認証(電話番号確認)、詳細認証(免許証やパスポート提示)の2ステップ構成です。
まずは、画面右上の人型アイコンから「マイプロフィール」をクリックします。
「認証レベル」が選択されていることを確認します。
スターター認証は自動的に完了しているはずですので、その隣の「基本認証」をクリックし、「基本認証を開始」をクリックします。
必要事項を全て入力したら、「送信」をクリックします。その後、携帯電話番号の認証に移りますので、指示に従って完了させましょう、
基本認証が完了したら、「詳細認証」をクリックし、「詳細認証を開始」をクリックします。
指示に従って、免許証やパスポート等を提供し、認証手続きを実施ください。
全ての認証が完了すると、以下の画像のようにオールグリーンになります。
入金
入金はアカウント(トップ)ページから行います。
入金したい暗号資産の横にある「トップアップ」をクリックします。
入金アドレスが表示されますので、ここに表示されているアドレスに送金すればnexoに入金されます。
なお、リップル(XRP)の場合はタグ(コメントやメモと呼ばれることもある)も必須ですので、ご注意ください。
入金が正常に行われると、以下のような表示になります。クレジットラインとは、入金したリップルを担保に借りられる限度額を表しています。
当記事ではnexoで金利を稼ぐことを目的としており、借りることを想定しないため、借入に関する説明は割愛いたします。
あとは放置でOKです。翌日から自動的に報酬が発生し、残高に反映されます。
運用スタイルの設定
nexoでは運用スタイルを変更することで金利報酬を増やすことが可能です。
具体的には以下の3つの選択肢があります。
- フレキシブルから1ヶ月固定に変更する
- ロイヤルティレベル(ランク)を上げる
- 報酬受取を入金した通貨からNEXOトークンに変更する
フレキシブルから1ヶ月固定に変更する
デフォルトではフレキシブルになっています。フレキシブルの場合、いつでも自由に出金できます。
他方、1ヶ月固定の場合、1ヶ月はnexoに預けっぱなしとなり、その間出金できなくなります。その代わり、年利が+1%増加します。
当面売る気がなく、nexoは信用に足ると判断した場合に向いているでしょう。
それでは手順を説明します。
アカウントページに戻って、1ヶ月固定にしたい暗号資産の横にあるウォレットアイコンをクリックします。
「固定条件 →」をクリックします。
1ヶ月固定にしたい数量を記入し、1ヶ月経過後も引き続き固定にしたい場合は「自動更新」にチェックを入れて、「期間の作成」をクリックします。
※確認画面は表示されません。
1ヶ月固定が成功すれば、以下の画像のように金利の数字が5%になります。途中で自動更新を無効化したくなった場合は、スイッチを「OFF」に変更します。
自動更新の無効化は自動更新を無効化するだけであり、現在のロック期間を強制解除するものではありません。1ヶ月固定を実施した時点で、1ヶ月は必ず待たなければなりませんのでご注意ください。
1つ画面を戻って、「金利の内訳 →」をクリックすると、フレキシブルと1ヶ月固定の内訳を確認できます。
ロイヤルティレベル(ランク)を上げる
nexoにはロイヤルティレベルと呼ばれるランク制度があることは既にお伝えしました。
ロイヤルティレベルはNEXOトークンの保持量によって決まります。
ポートフォリオの1%~5%未満でシルバー、5%~10%未満でゴールド、10%以上でプラチナです。
ロイヤルティレベルを上げることでベースとなる金利を最大2%上げたりできますので、余力のある方はご検討ください。
ロイヤルティレベルの詳細は、人型アイコンの「マイプロフィール」から「ロイヤリティレベル」をクリックすることで確認できます。
報酬受取を入金した通貨からNEXOトークンに変更する
同じく「マイプロフィール」の「設定」では、報酬受取を入金した通貨にするかNEXOトークンにするかを選択できます。
デフォルトでは、入金した通貨と同じ通貨で金利報酬を受け取ります。
NEXOトークンで受け取ることを選択した場合、ロイヤルティレベルを上げることで、金利が最大+2%増加します。
ただし、ロイヤルティレベルがベース(NEXOトークン1%未満の所持)だと、NEXOトークンの受取りにしてもボーナスは発生しませんので、ご注意ください。
また、日本語では+4%と書かれていますが、これは翻訳ミスです。英語表記(言語で英語を選択)では+2%となっています。
日々の金利報酬確認
入金して運用スタイルを決めたらやるべきことは終了です。以降は日々の金利報酬を確認しましょう。
「トランザクション」をクリックすると、日々の金利報酬を確認できます。
複利の力によって、日々の報酬額(枚数)が増えていることが読み取れます。
当ページは厳密には金利報酬ではなくトランザクション履歴を確認できる画面です。
何らかの理由でトランザクション履歴をダウンロードしたい場合は、「エクスポート」をクリックしましょう。
スワップ(暗号資産の交換)
nexo内で暗号資産同士をスワップ(交換)することも可能です。
「Exchange」から「スワップ」もしくは、アカウントページのやや下に「Exchange 買い、売り、スワップ」がありますので、どちらかをクリックします。
「スワップ」に切り替えて、何を(支払方法)何に(受領)交換したいのか、どれくらいの金額を交換したいのかを入力すると、受領欄に薄っすらとおおよその交換後の金額が表示されます。
その内容でよければ、「取引をプレビュー」をクリックします。この時点ではまだ確定しません。
確認画面が表示されますので、内容に問題がないかもう一度確認して、「交換 *** → @@@」をクリックします。
このボタンを押すと取引が確定します。
スプレッドは概ね1%程度であり、主要な海外取引所より若干不利なレートで取引することになることは予め知っておくと良いでしょう。
出金
預けた資金は必要に応じて出金しましょう。
アカウントページから出金したい暗号資産の「引き出し」をクリックします。
出金先のアドレスを入力し(アドレス帳である「Address Book」を選択し、ドロップダウンリストから登録済みのアドレスを選択入力する方法を推奨)、出金額を入力したら、「引き出し」をクリックします。
なお、「New Address」を選択したい場合は、「引き出しアドレス」に出金先アドレスを直打ちします。「New Address」を選択した状態で「引き出しアドレス」に「Binance」等と入力しないようにご注意ください。
登録したメールアドレスに確認メールが届きますので、そのメールを開いて、「Confirm Withdrawal」リンクをクリックします。
これで出金手続きが完了します。通常であれば数分程度で出金処理が行われます。
着金時間はネットワークの速度に依存するので一概には言えませんが、多くの場合は数時間以内に着金するでしょう。
その他のレンディングプラットフォーム
nexoと類似したその他のレンディングプラットフォームを2つご紹介します。
BlockFi
アメリカの大手レンディングプラットフォームといえば、BlockFiです。
アメリカ大手のBlockFi(出典:BlockFi公式サイト)
nexo同様、基本的には入金するだけで金利を稼ぐことが出来る仕組みです。
金利はBlockFiの方が高い時もありますが、頻繁に見直しが行われる点がnexoと大きく異なります。
高金利だと思って始めたら、いつの間にか引き下げられていたということがありますので注意が必要です。
そして、出金に3営業ほどかかる点もnexoと異なります。
出金処理に時間がかかることは必ずしも悪い面ばかりではない(ハッキングされた場合、ハッカーのアドレスに出金されるのも時間がかかるので途中で防ぎやすい)のですが、nexoのホワイトリストを使えば同様のことを実現できますので、出金の遅さがメリットというには厳しいでしょう。
また、BTCを誤送金する事件を起こしており、その際、回収のために脅迫じみたメールをユーザーに送って反感を買いました。
HashHub Lending
純国産のレンディングプラットフォームもあります。それがHashHub Lendingです。
純国産のHashHub Lending(出典:HashHub Lending公式サイト)
正式サービスのローンチは2021/12と始まったばかりのサービスです。
基本金利は恐らく世界一高いのではないでしょうか。
BlockFi以上に頻繁に見直しが行われていますが、それでもnexoよりは上です。
GUIや機能はお世辞にも良いとは言えませんが、これから成長していけば解決するでしょう。
ただし、ネックとなるのは出金の異常なまでの遅さです。
BlockFiの比ではありません。なんと出金申請日の翌月末に出金されるとの記載がありました。
最大で2ヶ月近く出金できないので、その間に相場が急落した場合、金利報酬を軽く台無しにするほどの損失が発生することになります。
そのため、預ける暗号資産はステーブルコインの方が向いているでしょう。
なお、国産であるがゆえに完全日本語です。
日本の会社が運営していますので、万が一のことがあった場合、日本の警察が動いてくれる点も見逃せません(海外企業の場合、詐欺だろうと持ち逃げだろうと日本の警察はほぼ動きません)。
まとめ
暗号資産を預けるだけで金利を稼ぐことができる大手レンディングプラットフォームのnexo。
年利4%以上を複利で自動運用でき、初回以外は手間が一切かからないため、とても魅力的です。
ですが、一定のリスクは存在します。
リスクとリターンをよく吟味してサービスを利用するか否かをご判断願います。
「始めてみようかな」と思った方は以下のボタンからアカウント登録が可能です。所定の条件をクリアできれば紹介ボーナスも手に入ります。